初心者必見!組み立て方と構え方からオーボエの正しい吹き方を解説
その独特な美しい音色からオーボエは人気が高く、実際に憧れている方も多くいるかもしれません。奏者はその音色をどのように出しているのでしょうか。
この記事ではオーボエの組み立て方から正しい持ち方、吹き方までを詳しく解説します。初心者でオーボエ演奏の第一歩を踏み出したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
オーボエの組み立て方
オーボエを吹くためには、まずは組み立て方を知る必要があるのです。正しく組み立てられなければ、音を出せません。ここではオーボエの組み立て方を3つの段階に分けて紹介します。
ベルと下管の組み立て
オーボエを組み立てる際、最初にベルと下管を接続します。キイの位置を合わせたうえで、ベルと下管をまっすぐに挿し込んでいきます。このとき力を入れすぎず、慎重に行いましょう。またキイの部分を握らないようにしましょう。これでベルと下管の組み立ては完了です。もし固くて挿し込みにくい場合はグリスを塗ることもおすすめします。
上管と下管の組み立て
まず上管を持ち、下管に合わせます。ジョイント部分が当たらないこと、上下のジョイントにズレがないことを十分に確認してから合わせましょう。このときひねりすぎないことと、無理に力を加えないことに注意しましょう。挿し込みにくい場合は、グリスを塗ってから挿すことがおすすめです。
リードの準備
オーボエの演奏にはリードが不可欠です。まずリードを水に数分間浸します。これによりリードがやわらかくなるのです。次にリードを根本までオーボエに挿します。この際リードがしっかりと固定されるように奥まで差し込むことと、キイを握らないことに注意しましょう。挿入が完了したら、リードが奥まで入っていることや角度が適切であることを確認します。これで準備は完了です。
オーボエの持ち方
正しい姿勢でオーボエを吹くことで、より理想的な演奏を楽に実現しやすくなります。ここではオーボエの持ち方について、体と楽器の両方の観点から紹介しましょう。
正しい姿勢
オーボエ演奏の基本は正しい姿勢から始まります。まず背筋を伸ばして座ります。これにより呼吸がしやすくなるのです。足は床にしっかりとつけ、肩の力を抜いてリラックスした状態にさせます。可能であれば、演奏中に鏡で自分の姿勢を確認してみましょう。
オーボエの角度
オーボエを持つ際の角度は演奏に大きく影響します。まず、オーボエは体の真下に向けるのではなく、体の前でやや体の奥側に向けます。角度は約45度が理想的であるものの、自分に合った角度を探しましょう。角度が適切であれば、息の流れがスムーズになります。角度を正しく保つことで、音色のコントロールが向上するのです。
オーボエの吹き方
オーボエを正しく組み立てて、正しく構えられればいよいよ吹く段階に入ります。ここでは息の吹き込み方と音の出し方について説明しましょう。
リードへの息の吹き込み方
オーボエのリードへの息の吹き込み方は、音色を大きく左右します。リードへ息を吹き込む際は口をややすぼめ、口笛を吹くような形も作りましょう。息を吹き込む速度は、音の高低や強弱に影響します。速く吹き込むと高く強くなり、反対にゆっくりと吹き込むと低くやわらかな音が生まれます。リードへの息の流れは、一定に保つことが重要です。この一定の流れが、安定した音色を作ります。この技術は表現豊かなオーボエ演奏の基礎となります。
音の出し方
オーボエで美しい音を出すためには、技術的なポイントが重要です。音自体はリードに息を吹き込むだけで出ます。ストローに息を吹きかけるような意識も持って演奏しましょう。また運指を覚えることでさまざまな音を出せるようになります。息遣いと指の動きを同時に調整することで、表現豊かな演奏につながります。可能であれば演奏中に鏡を使って客観的に演奏中の姿を見て、自分自身の弱点を理解しましょう。
まとめ
オーボエ演奏の基本は、正しい組み立て方と持ち方から始まります。組み立てる際には、ベルとジョイントの接続、リードの準備が重要です。持つ際には正しい姿勢・オーボエの角度、リードの位置などが鍵となります。吹く際には息の吹き込み方と正確な指の動きが、よい音色を生み出します。これらのポイントを徹底することで、初心者でもオーボエの美しい演奏が実現可能です。
練習を重ねることでさらに技術が向上し、演奏の楽しさを深められるでしょう。うまくできなくても諦めず、何度も挑戦してみましょう。また可能であれば、初心者のうちからプロの指導を受けてみましょう。しっかりとした基礎を作ってもらうと、初心者の域を早く脱せます。さらに周りの方と差をつけられる演奏ができるでしょう。
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